不思議な毎日~人生迷走中?

私の人生で起こった不思議なこと~不思議・雑記

第8話 忌まわしい記憶

もう40年以上も前の昭和の時代の話ですが、私の脳裏には未だに忌まわしい記憶として残っている出来事があります。

 

第2話「九死に一生を得る」でも書きましたように、私は昔からかなりの運動音痴でした。

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幼稚園の時は、鉄棒やのぼり棒など全く出来ない子どもだったのです。そんな私をみかねた当時の担任の村上先生(仮名)は、私に「この鉄棒にずっとぶら下がっておきなさい。」と告げ、他の園児達と共に1階にある教室に入りました。その幼稚園の鉄棒はとても大きなもので、ぶら下がった足元から地面まではかなりの距離があります。先生と他の園児達は私を教室の窓から窓越しに見ています。私は心の中が恐怖心と羞恥心で一杯になりました。それから先生がやって来たのは30分後位だったでしょうか?下りていいと言われるまでもの凄く長く感じました。

 

その後、家に帰ってどうしたかは全く覚えていません。ただ、今現在も覚えているということは、その出来事は私の心に深い傷となって残っているのです。

 

もし今の世の中であれば、体罰として大問題になったでしょう。しかし、あの当時は笑い話で済まされました。

 

今は運動が苦手な子ども向けの家庭教師や教室があると聞きます。大変羨ましく感じます。運動が苦手なことが私のその後の人格形成に大きく影響したことは紛れもない事実です。もちろん、鉄棒が出来なかった私が悪いのですが、何か他の指導方法がなかったものかと思います。もし、私が村上先生の立場であれば、得意な子どもに鉄棒を回る手助けをさせていたと思います。

 

次回は第9話「最近あった不思議な話2選」というタイトルで書きたいと思います。最近あった不思議な出来事を2つ書きたいと思います。