不思議な毎日~人生迷走中?

私の人生で起こった不思議なこと~不思議・雑記

第2話 九死に一生を得る

 

おはようございます。今回は、私が38歳の時の出来事です。当時、私は社会福祉士の資格を取得するために福祉の専門学校に通っていました。私は、極度の運動音痴で、それまで人からいくら言われても車の免許を取得するのを避けていました。しかし、当時の担任教員から福祉の仕事をしようと思うと、原付の免許は取っておいた方がいいと言われ、やむなく自動車学校で原付免許を取得するための1日コースを受講しました。

 

自動車学校に到着した私は、実地講習を上手く乗り切れるかという強い不安を抱いていました。一方で、まあ何とかなるだろうとも思っていました。

 

実地講習が始まり、一人一人教官の前で試運転をしました。当たり前のことですが、他の人たちは上手く乗りこなせます。いざ、私の番が来て、原付バイクに乗りました。運転中、頭の中が真っ白になり、ブレーキとアクセルを間違えたようです。バイクのスピードがどんどん加速していきます。教官も大声で何かを叫んでいましたが、もう何を言っているのか分かりません。もうこのままでは死んでしまうと思った私は咄嗟の判断でバイクから横へ飛び降りました。そのまま、直進したバイクは自動車学校の壁にぶつかり破損しました。一方で私は奇跡的に軽い打撲程度で済みました。一命を取り留めたのです。99.7パーセントの確率で亡くなっていたと思います。(99.7という数字に深い意味はありません。直観的なものです。)

 

その直後、教官が私のもとに歩み寄り、バイクのことは気にしなくていいから、これからも空き地などでもっと練習をした方がいいと告げ、その後つきっきりで指導をした後、受講証明書を発行してくれました。本当は、その後自動車教習所に行き、筆記試験を受ければ原付の免許は取得出来たのですが、もし持っておくといつかは乗らなくてはならないと思い、免許取得を断念しました。

 

その後、この件を知っている人は誰も私に車や原付の免許取得を勧めてきません。

 

私のドジな失敗談と言えばそれまでかもしれません。しかし、私自身が感じるのは、間違いなくあの場で私は死んでいたと思います。何か不思議な力に助けられた気がする出来事でした。

 

次回、第3話は「海を渡ったご先祖様 前編」というタイトルで書きたいと思います。私の先祖にニュージーランドに意図せず渡り、移住した先祖がいます。その先祖のお話です。

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