不思議な毎日~人生迷走中?

私の人生で起こった不思議なこと~不思議・雑記

第60話 私を守ってくれるお守り

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今回のお話は「私を守ってくれるお守り」です。今から10年ほど前のことでしょうか?私は友人のH君とともに神戸の占いの館に行ったのです。H君は、私に面白い占い師さんがいると教えてくれました。私はH君の言うことなら間違いないと思い、是非その占い師さんに占ってもらうことにしました。その占い師さんは年配の女性で、「私は当てない占い師です。今からあなたに人生訓を述べます。」といった内容の話をされたと思います。確かにその占い師さんは、今からあなたの人生はこうなるからこうしなさいといった内容の占いではなく、このように生きていきなさい、そうしたら人生よくなりますよといった人生訓を述べられました。正直、あまり内容は覚えていません。ただ最後に「折角ここへいらしたのだから、私が淨霊しておいたお守りを差し上げます。あなたの人生において今後、災難が起きてもきっと守ってくれると思います。」と言って私にお守りをくれました。私はその占い師さんの言うことを信じ、今でも財布の小銭入れに入れています。あれから10年近く、私の身には少なくとも3つの危難が訪れています。

 

2011年3月11日。言わずと知れた東日本大震災。誰しも忘れることの出来ない日でしょう。私は3月12、13日に新潟に住む友人に会いに行く予定でした。その前日である11日に私は新幹線で大阪に向かい、12日の朝一番の飛行機で新潟へ立つ予定でした。本来であれば、11日に大阪へ行った足でそのまま新潟へ向かうことも出来たのですが、大阪で一泊することにしたのです。11日のお昼ごろの新幹線で大阪へ向かいました。そして午後2時40分過ぎに新大阪の駅に到着し、そのまま宿泊予定のホテルに向かいました。そしてホテルに着いたその時、入り口でガードマンの方が大騒ぎをしているのです。「進度7、震度7」私の耳には確かにそう聞こえました。ホテルのフロントに向かうと「先ほど大きな地震があり、システムが故障しています。中に入るのにもうしばらくお待ち下さい。」そうです、私が新幹線を降り、ホテルに向かう途上であの午後2時47分の瞬間を迎えたのです。部屋に入り、テレビをつけるとアナウンサーがヘルメットをかぶった姿で映っています。私は咄嗟に「広島は大丈夫だろうか?」その時、自分でも何が起こっているか分からず、どこで地震があったかも分からず、広島の街を心配しました。しばらくすると地震が起こったのは東北であり、大阪も震度3であることが分かりました。地震が起こった瞬間、私は歩いている途中だったので揺れていることに感ずかなかったようです。

 

その時、広島では大騒ぎだったようです。祖母が私が地震に巻き込まれたのではないかと思ったようです。てっきり11日に新潟へ向かったと思い、なかなか帰って来れなくなるのではないかと思ったようです。私はその日の晩にホテルで旅行会社から連絡を受け、飛行機は飛ぶ予定ですが急ぎでなければキャンセルして下さい、の旨言われ、広島に戻ることにしました。私はなぜか大阪に一泊しました。私を救ってくれたのはあのお守りだったかもしれません。

 

時は流れます。同年2011年の6月。当時私は社会福祉士の資格を取得するため、福祉の専門学校に通っていました。その時、担任のT先生より「車の免許を持っていないのなら、せめて原付の免許を取りなさい。」と言われました。私は自信がなかったのですが、原付の免許を取得することにしたのです。早速、実地訓練があり、私はバイクに乗り、運転し始めてまもなくブレーキとアクセルを間違えてしまい、バイクは猛スピードで壁に向かって突進しました。正直、このままでは人生を終えてしまうと思い、思い切ってバイクから横向きに飛び降りたのです。バイクはかなり破損したのですが、私は奇跡的にも軽い打撲ですみました。まさに「一命を取り留める」体験をしたのです。指導官は「(バイクが破損したことは)気にしなくていいから」と言われ、私は講習を終えました。私は、この経験を踏まえ免許を取ること自体を断念しました。後日教習所に行けば免許を取れたのですが、辞退しました。やはりこの時私の身を守ってくれたのはあのお守りだったかもしれません。

 

そして月日は流れます。2018年5月、例の占い師さんを紹介してくれたH君が、自分の住む島に遊びにきませんか?と誘ってくれ、私は遊びに行きました。H君が「一級船舶の免許を持っているので、僕の船に乗せてあげますよ。」と言って私を船に乗せてくれました。船は快調に進んだのですが、突然海の真ん中でピタッと停止しました。長く乗っていなかったのでエンジントラブルを起こしたようです。H君は急いで彼のお父さんに電話をかけたのですが、どうしようもありません。そこは大型船が通る航路にもなっており、もしぶつかって破損させたら損害賠償を請求される可能性もあるし、私たちが乗っている船自体どうなるか分かりません。もしもの事があったら、新聞やテレビのニュースにも出るだろうなと思っていたその時、船のエンジンがかかったのです。正直、半ば諦めていましたが、奇跡が起きました。うんとすんとも言わなかった船が動き出したのです。この時もあのお守りのお蔭かも・・・。

 

私は以上のような絶体絶命の体験をしましたが、無事何事もなかったかのように生還しました。もしこのお守りがなければ無事だったかどうかは分かりません・・・。きっとこれから先何かがあっても助けてくれることだと思います。読者の皆さんも何か自身の身を助けてくれるお守りをお持ちでしょうか?