不思議な毎日~人生迷走中?

私の人生で起こった不思議なこと~不思議・雑記

第72話 サッカー青年たちの青春

今回は、第72話「サッカー青年たちの青春」です。

 

私は、スポーツに疎く、正直よく分かりません。ただ、縁あるスポーツとして「サッカー」を挙げます。それは・・・。

 

今から数年前のこと、無名だった高校がサッカー全国大会に出場し、見事、準優勝を決めました。そのとき、画面でインタビューされている監督の姿が映ったのですが、なんと昔の同級生でした。一瞬見間違えかと思いましたが、ネットで検索してみると間違いありません。彼とは同級生というだけで友達ではなかったので、監督をしていることすら知りませんでした。全くつながりがないようにみえる監督と私、実は間接的につながりがあるのです。もちろん、同級生というだけではありません。

 

監督を仮にF監督と呼ぶことにします。F監督は今から約25年前にその高校の教員兼サッカー部の監督となりました。その当時はサッカー界では全く無名の高校。その高校の監督を引き受けて約20年で全国大会で争うレベルになりました。そして準優勝という栄誉ある結果を得たのです。全国優勝まであと一歩というところでした。

 

そしてF監督は功績を称えられ、全国大会での準優勝後、その高校の校長にまで昇進しました。誰も見向きもしなかった頃からサッカー部を支え、全国レベルにしたので、努力は並々ならぬものがあったでしょう。心が折れたこともあったと推測されます。F監督の満面の笑顔をテレビで見たとき、私も大変気分が爽快になったものです。

 

では、冒頭に申し上げた、F監督と私の関接的な繋がりについてお話ししたいと思います。実はF監督が学生時代に私の学校でサッカー部の顧問をされていたのが、前話の「恩師からのメッセージ」でお世話になった数学のA先生。A先生は数学の教員であるとともにサッカー部の顧問としての顔も持っておられました。私は、A先生がどのようなサッカー指導をされていたが存じませんが、天国のA先生もF監督の活躍を喜んでおられるでしょう。

 

私とF監督との間接的な繋がりというのはこのA先生を介しての繋がりです。F監督の活躍ぶりを心から喜べるのはこのためなのです。

 

折角ですから、私の恩師、A先生のサッカー部の顧問という、私との繋がりをもう一つ述べておきたいと思います。

 

私が大学卒業後に学習塾で受け持った元気な小学生の男の子C君がいました。大変頑張り屋で体調を崩してまでも受験勉強をする生徒でした。C君が私の母校を受験し、見事に合格。そして私の後輩になりました。C君が在学中に、Y先生と社会科のT先生を訪ねて母校を訪問したときのことです。1度C君が私に連絡をくれ、T先生が学年主任をされていることは知っていました。その話をしているとA先生が「あいつはサッカー部で。頭はすごくいいけどな。でも、結構悪いので有名や。おまえはどういう教育をしとったんや。」と冗談交じりに話されました。内心私は「素行まで教育するのは僕の役目ではないし。どちらかと言うと先生の役目でしょう。」もちろん、こんなことは言いませんでした。C君はまじめな子だったので、素行が悪くなっているとは夢にも思わなかったのです。まさか、彼がA先生にサッカーの指導を受けているとは・・・。

 

サッカーの道と数学の道。一見関係がないように思えるかもしれませんが、間接的に繋がっているのです。